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感想:異世界おじさんⅡ(殆ど死んでいる)

※ネタバレあるかも知れませんのでご注意を

 

異世界から現代日本へ帰ってきたおじさんが語る、異世界冒険譚?
残念な冒険、シュールコメディ漫画です。

 

異世界おじさんⅡ

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今回の表紙はメイベルちゃん。
私はこの子が一番のお気に入りです。1巻の感想ではあまり目立った話が出てこなかったのでスルーしましたが、ツンデレさんとは違うベクトルで見ていて楽しい女の子です。
氷の一族の末裔にして、生粋の引きこもり少女。
青みのかかった真っ直ぐな髪がとても綺麗ですね。
とてもクールでぶっきら棒な性格をしていそうですが、全然でした!
作中でもぶっちぎりの甘ったれです!

 

 

1.あらすじ

1ー1 3行あらすじ

おじさん
異世界でも日本でも
めっちゃやらかす


1ー2 ざつあら(雑なあらすじ)

異世界から帰ってきたおじさんが語る異世界生活。

封印都市ルバルドラムでは結界ぶち破るしツンデレさんに一夜の過ちを犯すし、仲間フラグをバキバキに折っていく上、挙句の果てにはメイベルちゃんにも結婚詐欺を働きます。

日本では恋バナで禁断の魔法を使うわ、それで藤宮さんがトラウマを抱えるわ、おじさんのYouTuberのプライドは粉砕されるわと、予想だにしない展開で精神的な波乱万丈が起きまくり。

でも今回のインパクトは藤宮さんの劇的ビフォーアフターにもっていかれましたけどね! 

 

 

2.個人的ハイライト

2-1 おじさん

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』40頁_㈱KADOKAWA 

おじさん相手にデリケートな恋バナなんてできないと勘違いを起こしたおじさんがツンデレさんに化けるわけですが、たかふみが瞬時にゲスいことを思いつき一瞬で乗せられるおじさんです。

チョロくてめっちゃ可愛いです。
とても中身がSE●Aで構成された34歳のおじさんとは思えません。

今回、おじさんはルバルドラムで盛大にやらかすわけですが、事なきを得ます。で、ツンデレさんとめっちゃいい雰囲気になりそうだなぁと思いきや一転、おじさんは即座に逃げ出すわけです。

”どれだけ他人のことを信用していないんだ”と嘆くたかふみですが、おじさんは1巻で狩られる、吊るされるを経験しているわけでして、おまけにツンデレさんの態度もそのまま受け取ってしまうものですから、おじさんとしてはやはりツンデレさんを完全に信用するのは難しいのでしょう。

むしろ、酷い人間不信となって異世界に転移した俺はオークと誤解されて狩られまくったから世界征服に乗り出した件”みたいな物語が出来上がりそうです。

でも、おじさんは藤宮さんの恋の力になろうとしたり、例え苦手な人だろうと人の努力を踏みにじるようなことはしたくないなど、他人に対して思いやりを持てる性格なんですよね。

おまけに、藤宮さんがシャワー浴びている最中は外出するなど振る舞いも紳士的です。SE●Aで学んだとでもいうのでしょうか?

反面、ツンデレさんは泣かせるわ、メイベルちゃんにも結婚詐欺を働くわと、なかなかの常識の欠けっぷりを披露します。
ここはSE●Aで学ばなかったのか……。

まあ、座右の銘がぷよ●よの攻略本の言葉ですからね。
ゴブリン退治もゲーム知識でどうにかしようとしているくらいに、現実とゲームの区別がついていない人です。

めっちゃバカにしていてなんですが、少なくとも座右の銘である”ピンチはチャンス”はおじさんらしさを表していると思います。

どんな逆境であろうとも諦めることはなく、ひたすら挑み続ける姿勢。それはまさにゲーマーに顕著な特徴でしょう。

私も子供の頃にどうにもクリアできないシューティングゲームがありまして、何度挑んだことか……。

結局、私は投げ出してネットでプレイ動画を視聴しましたが、あれは小学低学年がやる内容ではありませんね。まあ、私はマリオもろくにクリアできませんでしたけども。

その点、おじさんは絶対にクリアするまで諦めないでしょうし、やり方も色々と試行錯誤していくでしょう。

”自分のやりたいことを貫き通す力、それが強さ”

個人的にはこちらの方が座右の銘としてふさわしい気もしますが、やっぱりSE●Aなんだよなぁと思うと、何とも言えませんねぇ……。

 

2-2 たかふみ

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』97頁_㈱KADOKAWA

 藤宮さんがシャツ一枚でいるとは知らずにカーテンを脱衣場のカーテンを勢いよく開けてしまったたかふみですが、その時のこの反応は意味するものは……?

ちょっとたかふみについて考えてみると、彼も一家離散したりアパートで1人暮らしをしバイトで生活していたなど、なかなかにキツイ過去を持っています。

アルバイト生活を否定する気はありませんが、おそらくは就活も上手くいかなかったのでしょう。
考え方そのものは割りと安定志向であることが伺えますので、高校卒業後にわざわざアルバイト生活を選択するとは思えません。

そして、おじさんに負けず劣らずの人間不信者です。

おじさんがYouTuber剥奪危機に晒され、事情を話して”チャンネル登録をお願いします”とコメントしたと言うと、”弱みを見せたら終わり”などとネットの負の面を叫びます。
ですが、実際には多くの人がおじさんのお願いに協力し、おじさんは無事にYouTuber剥奪を免れます。

たかふみは決して疑り深いわけではないと思うのですが、人を信じるのは難しい考えが根付いているように見え、さらには相手も自分と同じ考えだろうと思い込んでいる節があります。

たかふみとて男ですからね。
いかに藤宮さんを意識しないようにしようとしていても、着替えを見てしまったりすれば嫌でも”男としての意識”が出てくるわけで。

ただ、それは藤宮さんは望んでいないだろうと。
望んでいると思ってしまうのは自分にとって都合のいい妄想だと考えちゃうんじゃないでしょうかねぇー。
それは誰にでもあるあるな悩み。

なまじ幼い頃からの親友で、中途半端な時期に離れてしまったからこそ、異性として意識してしまったら歯止めが効かなくなってしまう。

たかふみには是非とも藤宮さんとのイチャイチャな一歩を踏み出してもらいたいものです。

 

2-3 ツンデレさん 

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』17頁_㈱KADOKAWA 

2巻はツンデレさん成分が豊富だったので選ぶのに非常に苦労しましたが、やはりツンデレさんの人柄が一番良く出ていたのはここかなぁと思います。

ルバルドラムでおじさんがやらかし、街へなだれ込むモンスターに1人で立ち向かうわけですが、その時に見せたこのとても優しい笑み。

確実に死ぬであろう戦地へと彼女が迷いなく突っ込めるのは一流の冒険者であるが故なのでしょうが、なぜそんなにも簡単に覚悟を決められてしまうのか。

もはや悲しさすら覚えます。

そして、おじさんに”逃げて”と一言を告げて行く姿は……。
本当になんでこんないい人があんな辱めを受けなければならないというのか。
ツンデレさんには報われてほしいのですが、おじさんが現代日本へ帰って来た時点でそれは叶わないわけです。

何とも切ない……。

話変わって、おじさんが異世界でお酒デビューした時にツンデレさんがいつもの無骨な格好から打って変わってドレスコーデの淑女姿で出てきた時、もう、本当にテンションが上りましたよ! この子は本当に綺麗だなぁ!

ツンデレさんの性格上、ワイルドな格好といいますか勝ち気な立ち振る舞いの印象が強かったので、清楚な出で立ちをされるとギャップもあって堪りませんよ!!

でも、1巻のおまけでも、おじさんのパーカーと交換でツンデレさんが自分の服を渡したとのことですが、その時の服もこの手の清楚でスッキリとしたドレスでしたね。

勝ち気な性格でも趣味は乙女チックなんでしょうか。

いやもう、ツンデレさん、本当にズルいわぁ!
そして、こんなツンデレさんに恥をかかせたおじさんは八つ裂きにされればいいと思いますが、既にリンチ経験は十分なくらい受けているんですよね……。
くっそ、おじさんの方がズルいわぁ!

ちょっと気になる点として。

ツンデレさん、おじさんがルバルドラムの結界を張り直したことを後で知ったご様子。まあ、ルバルドラムではおじさんが張り直した時に、ツンデレさんはおじさんの側にいませんでしたからね、そこは不思議ではないのですが。

ツンデレさんはどうやってその事実を知ったのか?

おじさんがルバルドラムの結界を張り直した事実を知るのは現状、今回出てきたアリシアのみ。

そのアリシアも他の誰にも言っていないようです(言っても誰も信じないから)。
もしかしたら話したけれど誰も信じませんでした、というものかも知れませんが、仮にアリシアが誰にも話していないとすると、おじさんが結界を張り直した事実を知る人が他にもいるわけです。

あるいは、ライガとエドガーもアリシア同様に見ていて、誰かに話したのかも知れませんが可能性としては低そうです。

となると、ツンデレさんは精霊から聞いたんでしょうかね。

少なくとも、おじさんは精霊と話して魔法を使っているわけですし、魔法を使えるツンデレさんが精霊と話せるのも頷けます。

あれ? 精霊と話して魔法と使っているのなら、おじさんは魔法を使って精霊と話しているわけではない?

でも、おじさんがメイベルちゃんを取り押さえていた時は精霊がどうとか……?

ちょっと、そこは置いといて。

仮に、ツンデレさんが誰から聞いたわけでもないとするなら、”今夜おごって”と約束したのに逃げ出したおじさんを追うべくイキュラス・エルランのような記憶系の魔法を使ったことが伺えます。

そうまでしておじさんを追ってきたなら、たかふみが言うように、ツンデレさんは確かにストーカーですね。

 

2-4 メイベルちゃん

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』142頁_㈱KADOKAWA 

 逆恨みでおじさんを暗殺しようとしたメイベルちゃんですが、おじさんから心配されて涙目になってしまいます。

思い返せば登場時、メイベルちゃんの家族はいませんでしたし、村の人達からも一線を引かれた状態でしたから、彼女は優しさとか温かさに飢えていたのかもしれません。

1巻にて、おじさんは凍神剣を使わずに魔炎竜を倒しことで、”今後の自分”についておじさんに相談を求めた結果、おじさんから引きこもりを応援されたメイベルちゃん。

あの時、メイベルちゃんは自分を変えよう、変わらなきゃと思い、でもどうしたらいいのかまるで見えなかったからおじさんを頼ったわけですが、おじさんに”自分の好きに生きていい”と言われたことから”自分の欲望のままに生きよう”としたわけですね。

せっかく、自らの意志で立ち上がろうとしたのに、おじさん、あんたはどうしてベストタイミングでワーストイベントを起こすんだ。

で、引きこもり対策に村人は家を薪にしたり、さらにメイベルちゃんの飼育小屋を用意されたりとしたわけですが、まあ、これはおじさん云々関係なく、氷の一族は代々この村で調子ずいてたパターンですね。

凍神剣がないと魔炎竜の脅威を怯えて生活することになるよね、と氷の一族は村人たちの足元を見てVIP待遇を受けていたのでしょう。
初代が築いた財産を、2代目3代目が駄目にするパターンですな。

しかし、今度こそまともな人生相談となりまして。
凍神剣の”護り手”ではなく、自ら凍神剣を”振るって”いこうとします。

メイベルちゃんはそんなこと考えたこともなかったと言いますが、正直コレは意外です。
続く台詞から氷の一族は400年もの間、凍神剣を振るうことをしなかったと推察できますが、それはまたなんでなのか?

謎が多い一族ですね。

なんにせよ、メイベルちゃんは今後、凍神剣を振るって、冒険者として頑張っていくわけです。

労働を舐め腐ったダメダメな彼女ですが、どう成長していくのか楽しみですね!

 

2-5 藤宮さん

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』44頁_㈱KADOKAWA

 いやぁ、もう、今回は本当にこのインパクトがデカかった!

最初、下品な汚らしい子供が出てきたなぁと。この後、藤宮さんがたかふみを助ける展開なのかなぁと思いきや、まさかコレがアアなるとは。

ほんとに、どうなってんの?

劇的ビフォーアフターもいいところでしょう。
人類の進化がどこかであったでしょう!
完全にメタモルフォーゼが行われたでしょう!?

美しい蝶も元は青虫的な話か。藤宮さんは昆虫だったのか!?

中学入学時には今の藤宮さんの面影がきちんとありますので、羽化したのは小学高学年の頃ですね。

その頃に一体何が起きたのか!?

しかし、これほどまでに変化した藤宮さんをたかふみは一目でわかるとは、恐れ入ります。
見た目も中身も手術しただろうとこっちは言いたくなるんですが、やはり幼少の頃からの友情があると違うものなんですね。

さて。今回は藤宮さんがたかふみに踏み込みましたね!

結果的にはたかふみにいい感じにまとめられましたけど、それでも”そういう風に見られて、私は嬉しいよ”とたかふみに伝えたのは大きい一歩だったと思います。

それに、たかふみも少なからず藤宮さんのことを異性として意識しているのがわかりましたし、やはりこの2人の関係はどういう風に進んでいくのか。

ジャンプなどのラブコメと違ってヒロインが多数出てくるわけではないので、道筋は1本道なんですがどうにも進み方が紆余曲折でおもしろい。
家族同然の幼馴染が、どう異性として切り替わっていくのか見届けたいと思います。

 

2-6 21時入眠的に愛してやまないコマ

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』157頁_㈱KADOKAWA

 今回、私にめっちゃ刺さったコマはこちらです。
いやぁ、この漫画、本当に好きなコマが多すぎてめっちゃ困るんですよね。

ただ、この明確に敵意が表した凍神剣の氷が圧巻でして!
子供の頃からアンパンマンよりもバイキンロボット、地球防衛軍よりゴジラウルトラマンよりバルタン星人が好きという嗜好の持ち主なので、こういう異形にはどうにも食指が動くんですよ。

おじさんに詐欺られたメイベルちゃん。
この氷はメイベルちゃんの心と連動しているため、まさに乙女心を踏み躙られた怒りを表しているわけです。
筆舌に尽くしがたい形状ですが、般若面と蟷螂を混ぜ合わせたような印象を受けますね。
そう! 怒り(=般若)と殺意(=鎌)が滲み出ているような!
この後、凍結封印されたおじさんの格好も大好きなんですが、あちらは選びたいコマが他にもありすぎてまとまらないためこのコマを選びました。

 

 

3. おまけをちらっと紹介

珍しい(?)ことにおじさん、ツンデレさんとダンジョン攻略をしていた模様。
ダンジョンの罠がツンデレさんを襲いますが、手練な冒険者ツンデレさん、耳にかすり傷を1つという軽傷で罠を防ぎます。

ですが、そのかすり傷が命取りに……。

罠には毒が塗られていたようで、即座に毒がツンデレさんを襲います。
そこでおじさんが毒抜きに入るわけですが、、、

 

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』169頁_㈱KADOKAWA


毒抜きです。

えぇ、間違いなく毒抜きです。
ほら、吸われると案外体力持ってかれるものじゃないですか。

 

これは救命行為なんですよ!
一刻を争う緊急事態なんです!
このままではツンデレさんの尊厳、、、じゃなくて、命が危ないんです!!

だからおじさん!
もっとやれぇぇぇぇぇ!!

……。
とはいえ、そうはいかないのが世の常でして。
途中でイキュラスエルランがブラックアウトしてしまいます。

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出典:殆ど死んでいる(2019年4月23日)『異世界おじさんⅡ』173頁_㈱KADOKAWA 

うーん、ツンデレさん、ガードが堅いですなぁ。
強引に迫られると駄目なくせに。

ちょっと真面目な予想をすると、もしかしたらツンデレさんは精神干渉を受けたことがあるのかもしれませんね。

仲間と思っていた人から精神干渉を受け、心に深い傷を負ってしまったのではないでしょうか。そこで、おじさんレベルの魔法を以てしても干渉できない精神防御アイテムを身に着けているのでは?

まあ、冒険者という職業上、ただの自衛の可能性も十分ににあると思いますが。

 

 

4. ちょこっと考察と総括を

今回の考察は氷の一族について。

いやぁ、2巻の幕引きはまさかとやられましたよ。
いずれおじさん以外の転移者が出てきそうだなぁと思っていましたが、氷の一族の先祖が日本出身者とは!

ちょっと、氷の一族について少し事実確認をしてみます。

まず、氷の一族とは”凍神剣の護り手”です。

で、凍神剣とはなにか?
・魔炎竜を倒せる唯一の武器
・封印されてあり、”護り手”(=メイベルちゃん)の心の氷を溶かさないといけない
・封印の氷は”護り手”の心と連動している
・封印の氷はともかく、凍神剣は誰でも使用可能(=特別な血筋とか関係ない)

 

ふーむ?
氷の一族は凍神剣の護り手の役割で、それはおじさんのような冒険者、というか魔炎竜を倒す人のために伝説の剣を護っているわけですね。

んで、誰でも凍神剣を扱えるとまずいので、凍神剣には一族の末裔(あるいは継承者?)の心と連動する封印を施されている、と。

推察ですが、おおよそそんなところでしょう。

しかし、そうなると氷の一族の祖先はどういう経緯で凍神剣を手に入れたのか?
異世界に転移させられて、何らかの出来事があって凍神剣を手に入れたわけです。

疑問なのが凍神剣は元から異世界の武器なのか?

もし、凍神剣が異世界由来のそれを日本人が手に入れて、自分の子孫の心と連動した封印を施し(または施さざるを得なかった)、他人が簡単に扱えないようにしたわけですね。
しかし、1巻の村長の話から察するに魔炎竜は定期的に復活する感じです。そして、今回のツンデレさんとおじさんの会話(第12話)から魔炎竜は凍神剣による凍結封印で倒すしかない、とのこと。

実際はおじさんがやったように凍神剣なしでも倒せるわけですが、少なくとも異世界では凍神剣を使わないと倒せないと伝わっています。

となると、氷の一族の祖先はなんだって凍神剣にそのような封印を施す必要があったのか?
そもそも自分のものでもないのに封印をするのはどうなのか?

うーん、謎ですね。
とはいえ、凍神剣が異世界の武器ではない、というのもよくわかりません。
なにせ、転移者は日本出身なわけです。
グランバハマル以外の魔法が使える異世界からやってきたならわかりますが、日本由来の武器で異世界の強大な竜を倒せるとは思えません。
いや、日本由来の武器で、それを凍神剣にまで昇華させたと考えれば色々と筋は通りますね。

ルバルドラムのような街1つを何百年と覆うような結界もあるわけですから、武器に強大な魔法を施せても不思議ではないでしょう。

ツンデレさんがおじさんに”なぜそんなに強いのか?”と尋ねていましたが、氷の一族の祖先が武器にパワーアップを施したように、おじさんもなんかやらかしているうちに自分をパワーアップさせるイベントを行っていたのかもしれませんね。

さて。
2巻は藤宮さんのメタモルフォーゼや、ツンデレさんの可愛さや、メイベルちゃんのお家事情などなど、どこをどうツッコんだらいいのかといった激動の内容でしたが、最後の幕引きにもっていかれましたよ。
次巻はどうなるのか? 今から楽しみです。


ではでは~。

 

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