比較:KindleとKobo
言わずと知れた電子書籍サービス、))”AmazonのKindle”と”楽天のKobo”。
両方とも使用している私ですが、ここ最近はKoboばかり使っています。
理由はやはり楽天サービスであり、クーポンやポイントの貯まりやすさからKoboを選びがちに。
しかし、KindleはKindleで優秀なところが多いのも事実。
ここいらでちょっと「Kindleとは」「Koboとは」を整理したいと思います。
1.Kindleの特徴とか利点とかメリットとか
1-1 取り扱いの本
アメリカの企業であり、GAFAMに名を連ねる世界5大企業ですからね。
娯楽のマンガや小説はもちろんのこと、医学書のような専門書もありますし、当然ながら洋書の層も厚いです。
私も専門書なんかは割とKindleで購入しています。
1-2 アプリ
私はWindowsとAndroidでしか使用していませんが、アプリ動作の安定性は流石の一言。
処理落ちすることもなく、PDFファイルを開くことも可能です。
そのため、本を自炊している方にもKindleアプリは強い味方になります。
また、デバイスごとの汎用性も高い。
PC、タブレット、スマホ、読書専用端末などなど、世は複数のデバイスを持つ人が多いでしょう。
私もその1人です。
Kindleは購入後に、登録してあるデバイスを選択して配信することが可能です。
こういう細かいところは絶妙に嬉しいものです。
1-3 サービスの特色
目玉となるサービスはやはり「Kindle Unlimited」と「prime reading」の2つでしょうか。
どちらも読み放題というサービスです。
「Kindle Unlimited」と「prime reading」、どう違うのか。
百聞は一見にしかずですので、公式よりその表を引っ張ってきました。
引用:Amazon
Unlimitedで読めるほんの一部をprime readingでも読めるということですね。
ただし、prime readingの本は期間限定であり、1ヶ月程度で新しいラインナップに変わってしまいます。
Unlimitedは確かに大量の本を読み放題なのですが問題もあります。
Unlimitedは、例えばマンガですがコミックの最初の何巻かだけが無料のようです。
気に入ったマンガを最後まで読もうとしたら、対象外の部分は購入しなければなりません。
また、雑誌もすべてが無料というわけでもないとのこと。
UnlimitedはAmazon会員であれば無料、プライム関係なく、追加金として月額980円を支払えば利用可能です。
また、購入するとAmazonポイントが約1%もらえます。
例 650円のKindle本を購入 → 6ポイント獲得
10円単位は切り捨てです。
ただし、Amazonのクレジットカード、AmazonMastercard(ゴールド)を利用すると2.5%にまで上がりますが、年会費が11,000円と高価です。
ゴールドの他にクラシックもあり、こちらは年会費1,375円。
クラシックを持ち、かつプライム会員ならば2%のポイント付与となります。
詳細 → Amazon CAPTCHA
1ー4 Kindleのまとめ
・取り扱っている本が多い
・アプリ動作は非常に安定的で、PDFファイルも読み込める
・月額、年額での読み放題プランがあるが、マンガなどのシリーズ物は最初の数巻が無料だったりする
・ポイント還元は低い
2.Koboの特徴とか利点とかメリットとか
2-1 取り扱いの本
楽天は日本の企業なので、やはり洋書の層はKindleに劣ります。
ですが、和書であれば大抵のものはありそうです。
ただし、楽天の検索エンジンはAmazonとは比較にならないくらいに弱いので、欲しい本があったらタイトルや著者名を結構正確に打ち込む必要があります。
また、雑誌関係は少々面倒と言いますか。
同じ楽天でも、Koboは楽天ブックスが展開しているサービスで、スマホを取り扱っている楽天モバイルに「楽天マガジン」というサービスがあります。
雑誌はKoboでは買い切り型ですが、楽天マガジンでは月額(税込418円)または年額(税込3,960円)で読み放題があります。
ただし、楽天マガジンには少年ジャンプなどはありません。
詳細 → 参加雑誌一覧 - 楽天マガジン:450誌以上読み放題!
2ー2 アプリ
Kindleと比較すると間違いなく劣っていますね。
Koboで読んでいると、だいたい1冊辺りに1、2回は頁が映らなくなる現象が発生します。
アプリそのものが処理落ちしているわけではなく、頁を捲る速度が早かったりすると頁が映し出されません。
対処法としては、前のページに戻ったり、次のページに進んだりして、映らなかったページに戻るとたいていは映し出されます。
ダメなら一度、本を閉じてから再度開けばまず間違いなく大丈夫です。
また、高解像度のPCでは使いにくくなります。
読書そのものは問題ありません。
ですが、解像度が高いと本の選択画面や設定などで文字が物凄く小さくなります。
(見かけの推定フォントサイズ3くらい)
解像度ごとでのアプリのカスタマイズ性がかなり悪いです。
2-3 サービスの特色
Amazonのような目玉となるサービスはありません。
ですが、クーポンの豊富さ、楽天サービスを使うことでのポイントの高還元はAmazonの比じゃありません。
楽天会員システムと大きく関わっているため、楽天のサービスをどのくらい利用しているかでクーポンもポイントも変わってきます。
そのため、一概に”みんなこうなる”ということは言えませんが、参考までに。
・クーポン
このクーポンの割引率から見ても、まとめ買いをするとかなりお得なのがわかります。
例えば、8,000円の購入が20%OFFで、6,400円となるので。
・ポイント
ベースとなるポイント還元はAmazonと同じく1%となります。
こちらも10円単位は切り捨て。
ですが、楽天会員になると1%、楽天カード(年会費無料)を持つと2%が還元率に足されます。
つまり、楽天のサービスを利用するほど還元率が増加していき、
ベース【1%】+楽天会員【1%】+楽天カード(年会費無料)【2%】
=付与ポイント4%
となります。
したがって、上述の条件とすると。
例 650円のKobo本を購入 → 24ポイント獲得
10円単位は切り捨てです。
ただし、クーポンを使用した場合、クーポン適用後の値段のポイントとなります。
ちなみに、ポイント増加に関わる楽天のサービスはだいたいこんなところ。
・楽天銀行
・楽天証券
・楽天モバイル
・楽天ひかり
・楽天保険
・楽天でんき
・楽天トラベル
・楽天市場アプリ
・楽天ブックス
・楽天Kobo
・楽天Pasha
・Rakuten Fashion
・楽天TV
・楽天ビューティー
全部が全部1%増というわけではありませんし、楽天トラベルや楽天ビューティーなどは利用月のみ加算となります。
ただ、普通にやってもAmazonの3倍以上のポイントは簡単に獲得できるでしょう。
問題というか、Amazonと比較するとやはりシンプル性は皆無です。
クーポン、キャンペーン、ポイントの仕組みなど、得をするためには調べなければならないことがたくさんあります。
2ー4 Koboのまとめ
・和書ならたいていは揃っているが専門書は弱い
・アプリの動作はまだまだ改善の余地がある
・クーポンの割引、付与されるポイントが高い。そのシステムは面倒だけれども。
3.総括
単純に本にかける出費を抑えたい かつ本をよく読むという人はKindleのUnlimitedが一番いいでしょう。
Amazonの会員にさえなれば、月額980円で和書だけでも12万冊も読めるんです。初月は無料なので、お試しもいいでしょう。
月額980円とは年額で11,760円ですが、元を取ることは難しくありません。
私の場合、娯楽を含め本にかける出費は年で5万くらいですかねぇ。
アプリの安定性も高いので、読書の邪魔をすることも無いでしょう。
楽天会員であればKoboが一番いいでしょうね。
本を購入してポイントを高還元し、楽天市場で別の買い物をとか、楽天モバイル会員であればスマホの固定費をポイントで一部支払い軽くするなども可能です。
ただし、システムが非常に面倒なので色々と調べないとあまり意味がありませんのでご注意を。
またアプリの安定性も低いので、読書の没入感が大事と考えている人には向かないかも知れません。
私個人としては、prime readingとKoboの併用が万人受けかと。
電子書籍自体は会社のサービスなので、本を買う、所有しているということになりません。
しかし、読み放題のUnlimitedでもシリーズ物をすべて読むのはできたり、できなかったりします。やはり、お気に入りの本は揃えたくなるものなのでUnlimitedだと消化不良を起こします。
とはいえ、Kindleの還元率は低い。
また、Koboがいくらクーポンやポイント高還元とはいえ、多額をかけるのも難しい。
であれば、prime readingでお試しに読んでみて、気に入ったらKoboポイント高還元で購入する。
この流れが一番満足するでしょう。
プライム会員は年額3,900円でプライムビデオや送料無料など、Amazonの多くのサービスが利用できますし。
まあ、全部が全部、この流れでいけるわけではありませんけどね。
ただ、気になった本があればprime readingで読めないかを調べるというのは有効な手だと思います。
こんなテキトーな案が誰かの役に立てば幸いです。
ではでは~。