解決:ドックのPD給電できなかった
私はノートPCまたはタブレットPCしか使ったことがなく、PCに対する知識も少なくて、どうにも散財してしまいました。
現在使用しているPCのインターフェース、性能はかなり高いのですが、拡張性がクソ雑魚でして。
拡張性をあげようと安物のドックを買ってもPD給電ができない!といった状態に陥りまして。
どうしてだろうと、色々と検索してみてもなかなか答えに辿り着けなかったので、備忘録を兼ねてブログにあげます。
ついでに、購入したドックも紹介しようかと。
SurfaceProのようなタブレットPCって、その形状上どうしてもインターフェースが不足となり、ドックを付けようとするもキーボード側に付けることができないから選ぶのが難しいんですよね。
なので、最終的に落ち着いた形態をご紹介できればと思います。
1.PD給電ができなかった理由は?
まず、私が使用しているPCを簡単に紹介します。
出典:レノボ公式HP
ThinkPad X1 Tablet 2018モデル
インターフェース Thunderbolt3 ×2
付属ACアダプター(充電ケーブル) 45W
ご存じの方もいるでしょうが、このPC、すっごい高いんですよね。
特にこれじゃないと嫌だっというこだわりがあったわけではないのですが、私がThinkPadを愛用している者でして。
軽さと、ThinkPadであることの両取りをするとなると、どうしてもこのX1 Tabletに行き着くんですよ。
そして、高価なためかあまり売れなかったのでしょうね。X1 Tabletシリーズはこの2018年モデルが恐らくは最終となるでしょう。残念。
さて、Thunderbolt3というこの規格。
現状のUSBの中では最高峰の1つです。
データ高速転送、充電、映像出力、双方向という、全部盛りとまで言われるこの規格で、なんでかドックで1つを経由するだけでPD給電ができない。
WHY?
本題。
はい、えー、結論から言いますと、すべてはACアダプターのW(ワット)数が原因です。
こんなことを知るために1万以上も使用するとは思いませんでした。
このPC、レノボの製品仕様書から調べてみると、
「消費最大電力_45W」
「標準時消費電力_5.96W」
とのこと。
”おそらく、ドックとの組み合わせが悪いんだ。レノボで売られているドックでもPD給電ができるものとできないものがあるみたいだし”という愚かな考えに囚われていた私は、これを見た時は”ふーん”くらいにしか思っていませんでした。
しかし、問題を解決するためのキーは「消費最大電力」にあります!!
このPCの消費最大電力は45W!
また、充電ケーブルの供給電力も45W!
そして、ドックにも電力を一部持っていかれます!!
結果、充電機能が感知してくれるのに必要な電力が足りないんですよ……。
いやでもさ、このPCに付属のACアダプターは45Wなんですよ?
だったら、45Wで充電できると思うじゃん。
ドック1つを経由するだけで充電できないなんて思いませんて。
おかげで、色々なドックを購入しては失敗し、果ては設定なのかなとよくわからんBIOS画面を開いたりしましたよ。
2.解決方法
要は電力の問題なので、ACアダプターを65Wのものを買いました。
ACアダプターって、90Wのものまであるんですね。驚きです。
簡単にですが調べたところ、電圧が大きければ大きいほどいいというわけではなく、大きすぎると電池負荷を抑えるために逆に充電してくれない可能性があるとか。
公式サイトを調べてみると65Wなら、X1 Tablet 2018年モデルも対応しているので安心してACアダプター65Wを購入しました。
Lenovo 65W type-c 電源アダプター
ADLX65CLGC2A-TYPE-C:ルピナス ・楽天市場 3,910円
TypeーCではないものもあり、危うく購入するところでした。
まずドックを通さないで充電してみます。
きっちり65Wで検知されていますね。
次に、ドッグを通して充電してみます。
8Wもドッグに使われているんですね。
ちなみに、充電に達するためのW数はデバイスごとに異なり、ディスプレイの解像度が参考になりそうです。
解像度が高いPCほど、それだけ充電するのに高いW数が必要みたい。
(私のタブレットPCは解像度3,000×2,000ドット)
今後、タッチペンが普及していくと思われますので、タブレットPCはまだしばらく生産され続けるでしょう。
特に、今の大学生などはよく使用されているのでは?
そして、高解像度のPCが増えてくることも予想されます。
拡張性が弱くてドックを付けてみたけど充電ができない!と陥った時の参考になれば幸いです。
3.最終的にこんな感じで
キックスタンドのあるタブレットPCですが、ケーブルレスHUBのようなPCと一体型にするタイプだと抜けそうになりまして。どうしても物理的な安定性が悪いんですよね。
そこで、こういう風にしてみました。
・使用したもの
1)Type-Cハブ(USB3.1 Gen2対応・4ポート・PD対応)
USB-3TCH17BK:サンワサプライ ・楽天市場 5,880円
2)USB3.1type-C オス-メス 延長ケーブル 標準16ピン内蔵
CB C-C M/F:MahsaLink ・楽天市場 1,628円
L字型を購入しました。
3)幅広タイプ 面ファスナー 【10cm×25cm】 オス/メス セット 強力粘着裏糊付
B00KE8CX1C:Ton sar ・Amazon 345円
早い話が、Type-CのHUBに延長ケーブルを付けて、キックスタンドの邪魔にならないようにマジックテープでくっつけただけです。
マジックテープは別用途で買った時の余りですので、格好を気にするのであれば磁石でくっつけるのがいいかと。
4.他に買ったHUBを紹介
購入の基準ですが、大前提としてPD給電が可能なもの。
また、ThinkPad X1 Tablet 2018モデルはポートがThunderbolt3しかなく、USB type-Cのみでは不便なため、最低でもUSB type-A(3.0)があるものを基準としました。
・usbc ハブ Type-Cハブ 6in1
B07TJJ2CH2:WU-MINGLU ・Amazon 3,000円?(在庫切れで価格が未記載)
ケーブルレスの、見た目がタブレットPCと一体型になるものを購入しました。
フラッシュメモリーを差してみると、斜めに傾いて今にも抜けそうになり断念。
ちなみに、これの前にMacbookなどで使えるTypeーCデュアルポートのケーブルレス購入してみましたが(在庫切れで画像がありませんでした)、ポートとの間隔が違っていて見事にハマりませんでした。
・Type-C 3.1 Hub&Reader&HDMI with PD
IMD-ULC359:IMMEDIA ・楽天市場 3,960円
ケーブルがそれなりに長い
ため、タブレットPCのようなディスプレイ側にしかポートがなくても安定して使えそうと思って購入しました。
目論見通り問題はありませんでしたが、L字のアダプターがあった方がいいでしょう。
・Hieha USB Type C ハブ 7IN1 タイプC 変換アダプタ
B083BM872S:Hieha ・Amazon 3,309円
評価が良かったのと、”ケーブルが抜ける→ケーブルを好きに選べる”のは結構便利かも、と思いまして購入。
しかし、ケーブルの収納は結構コツが必要で、ちょっとしまいずらかった。
PD給電以外のType-Cポートがないのも残念でした。
・USB Type-Cコネクタ搭載USBハブ(PD対応) ブラック
U3HC-A424P10BK:エレコム ・楽天市場 3,947円
PD給電は最大100Wも給電可能ということで購入。
今までのドックはPD給電の最大値が低くて給電できていなかったのだと思ったのですが(当たらずとも遠からず)、直接的な原因はACアダプターの電圧不足なので無関係。
ACアダプターを45W→65Wへと変えてから使用してみて、現在使用しているサンワサプライのものと同様の結果になりました。
こちらはUSB type-Aが3.0で、サンワサプライはUSB type-Aが3.1でしたので、サンワサプライを採用しました。
また、サンワサプライの方がポート間の隙間が若干広いんです。縦型ならば問題ないのですが、横型で間隔が狭いと複数のポートがあるのに使えないという状態になりかねないのもあります。
とまぁ、こんなところです。
こんなことで躓くのは私くらいなものでしょうけど、誰かのお役に立てれば幸いです。
ではでは~。
5.商品リンク
※在庫切れでリンクがないものもあります。